こんにちは、えーたパパ(@eitapapa_fire)です。
インデックス投資で1億円の資産形成& サイドFIREをめざすサラリーマンパパです。
今回は、投資方針の変更に関するご報告です。
早速、結論から申し上げます。
わが家ではこれまでコア資産について、米国の比重を高めた資産配分で運用しておりましたが、
今後は『全世界株式』相当での運用をめざすことに変更します。
併せて、新規積み立ての投資対象については、
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(通称:オルカン)
に一本化することにいたしました。
2021年12月に立てた資産運用方針を大きく見直すことになりましたので、見直しの経緯と今後の運用方針について報告させていただきます。
見直しについては悩んだのですが、気持ちよく、長く続けていくために決断しました!
それでは詳細をご紹介します。
- 全世界株式への乗り換えを決めた理由
- ポートフォリオを米国主体から全世界株式相当に調整する方法
資産運用方針の見直しポイント
まず、今回行った資産運用方針の見直しポイントは以下です。
- コア資産はポートフォリオ全体で『全世界株式相当』で運用へ
- 金(ゴールド)は売却し、投資対象を『株式1本』に
- 無リスク資産(現金)は『比率』で持つのでなく『固定額』に変更
大きく3つの見直しを行っていますが、最大のポイントは①で、かねてから少し気になっていた部分(②③)も併せて見直した形です。
全世界株式への乗り換えを決めた理由
簡単に言えば、言ってることとやってることのギャップを解消したかったためです。
以前から当ブログでは、とくに投資初心者の方におすすめのインデックス投資商品として、『全世界株式インデックス・ファンド』を推してきました。
そして気づけば、全世界株式推しの記事もこれだけ書いていました。
しかしながら、このような記事を書く傍らでずっとあるモヤモヤを抱えていました。
ほう?
私自身が全世界株式に投資していない のです!
そだったの!?笑
そうなのです。
元々、私が投資を始めたころに全世界株式に投資できる投資信託がなかったことや、米国株に魅力を感じていたという背景もあって、全世界株式の商品に投資しておりませんでしたし、その点はこれまでも当ブログでも紹介していました。
ですが、「持ってないのにおすすめするってとても説得力にもかけるな」、とモヤモヤしてました。
これからもインデックス投資なら全世界株式推しなスタンスは変わりませんし、今後もそうした情報発信を続けていきたいと思っています。
その中で、ずっとこのモヤモヤがつきまとうのはとてもストレスだなと思い、見直すことに決めました。
全世界株式へ一本化する具体的な方法
コア資産のポートフォリオ全体で『全世界株式』相当にすることをめざし、以下の運用を行うことにしましました。
- 従来ポートフォリオに『米国を除く先進国株式』を加えて『全世界株式相当』のポートフォリオにする
- 新規の毎月積み立てを『全世界株式』の投資信託に変更
①従来の資産配分に先進国株式(除く米国)を追加し『全世界株式相当』に
まず、従来運用してきたポートフォリオにテコ入れを行い、全世界株式相当にすることにしました。
下図は、先月まで運用してきたポートフォリオの資産別投資割合です。
※具体的に投資していた銘柄については、過去の資産運用報告にて公開しております。
続いて、めざすは全世界株式ということで、eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)の構成を参考します。
上図はオルカンの交付目論見書(2022.2月)から抜粋したデータです。
2022年4月現在とは多少ズレが多少あるものの、上図の構成を目安にすることにしました。
そして、目標(オルカン)と従来資産配分との比較を行ったものがこちらです。
資産 | オルカン | 従来PF | 差分 |
---|---|---|---|
米国株式 | 59.6% | 81.2% | +21.6% |
米国除く先進国株式 | 28.4% | 2.9% | ▲25.5pt |
新興国株式 | 12.0% | 15.9% | +3.9% |
従来ポートフォリオと目標との差分を、カンタンにまとめると以下のとおりです。
- 米国株の比率がかなり高い(+21.6pt)
- 米国を除く先進国株式の比率がかなり低い(▲25.5pt)
- 新興国株式の比率が少し高い(+3.9pt)
この差分を踏まえて、調整を行うことにしました。
差分を埋める具体的な方法は?
米国を除く先進国株式(国内株式を含む)に投資できるETF『VEA』を加えることを中心に、『全世界株式のようなポートフォリオ』を作ることにしました。
- FTSE 先進国オールキャップ(除く米国) インデックスに連動するETF
- カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成
- 経費率は0.05%
- 運用会社はバンガードグループ
これまで米国株式の比率高めで投資してきた背景もあり、結構な金額でVEAを加えなければ調整できないため、
- ゴールド、一部の米国株式・新興国株式の売却
- 生活防衛資金(500万円)を除く余裕資金
を原資にVEAを購入しました。
売却による課税はできるだけ後回しにした方が優位なのですが、1月に損切り精算した個別株のマイナス分で一部相殺できることに加え、何よりモヤモヤの解消が優先でしたので、最小限の範囲で売却を決めました。
本来、必要となるタイミングまで売却しないのが、インデックス投資の鉄板です。
調整の結果(⇒全世界株式にかなり近づいた)
以上の調整により、2022年4月30日現在のコア資産ポートフォリオは以下のようになりました。
まだ若干米国株式の比率が高いものの、かなり全世界株式に近づきました。
課税を伴う売却はできるだけ最小限にしたいので今回はここまでにしておきますが、次回リバランスのタイミングでVEAに追加投資を行うことで再調整したいと思います。
②毎月の新規積み立てを『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー』に一本化
手元のポートフォリオが全世界株式相当になれば、あとは今後の毎月積み立てを全世界株式に対して行うだけです。
全世界株式への投資商品はいくつかありますが、これまでも一貫しておすすめしてきた投資信託、
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(通称:オルカン)
に一本化します。
- MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動
- 1本で、全世界(日本を含む先進国・新興国)の約50ヶ国に国際分散投資できる
- 時価総額に応じて自動でリバランスしてくれる
- 投資信託なので定額積み立てしやすく、自動で配当金再投資
- 信託報酬は0.1144%以内(年率・税込)
- 運用会社は三菱UFJ国際投信株式会社
やっとオルカンへの一本化が実現しそうだ…。
そんなに思い詰めてたの!?笑
全世界株式への乗り換えにおける注意点
今回は、米国を除く先進国株式(VEA)を加えることで、まずは手元のポートフォリオ全体で全世界株式相当を実現するようにしました。
しかしながら、複数の投資商品を混ぜて実現しているからこそ、今後の運用における注意点があります。
- 手動でリバランスが必要
- 組み入れ企業の比率は純正の全世界株式と異なる
手動でリバランスが必要
今回のポートフォリオの見直しでは、“2022年4月現在の”全世界株式の構成比率を参考に、各資産(米国、米国を除く先進国、新興国)への投資配分を調整しています。
しかしながら、参考にしている『純正の全世界株式』は、各国の市場の成長に伴ってその構成は徐々に変動していくため、追いかけるためには定期的なリバランスが必要です。
つまり何するの?
年に1回くらい、最新のオルカンの構成比率を確認して、配分を調整しようと思っている。
めんどうだね!
ホントそう。“最初からオルカン一本”ならどれだけ幸せだったか。
組み入れ企業の比率は純正の全世界株式と異なる
従来積み立ててきた米国株式は、資産配分上「米国株式」と表現しているものの、全世界株式における「米国」に組み込みまれた企業とは、組み込み比率に差があります。
私が「米国株式」として投資してきたのは、
- S&P500(米国株式の代表的な500社)
- VIG(10年以上連続で増配する方針がとられている約250社)
- QQQ(NASDAQへ上場する銘柄の中で、金融機関を除いた時価総額が上位の100社)
この3つです。
全世界株式に組み込まれている米国株式と比較して、情報系分野の企業への投資比率は高いでしょう。
過去にも紹介しておりませんでしたが、実はVIGとQQQに投資してきた理由は、「VIGとQQQを3:2の比率で持つことで、S&P500を超えるリターンできるかも?」と期待していたためです。
今後もリバランスは続くので、この点は遊び心で継続ウォッチしていきたいと思います。
まとめ
今回は、米国株中心の資産運用から、全世界株式へ乗り換えた経緯・具体的な方法や注意点について紹介しました。
- 全世界株式への乗り換えを決めたのは、自身の発信内容とのギャップにもやもやを感じていたから
- 従来ポートフォリオに「VEA(米国を除く先進国株式)」を加えることで全世界株式相当に
- 新規の積立を「オルカン」に一本化
- 但し、今後も手動リバランスが必要であり、組み入れ企業の比率も純正の全世界株式とは多少異なる
簡単にまとめると以上です。
また、今回触れておりませんが、サテライトで運用している「レバナス」については、一部NISA枠を絡めている兼ね合いや、米国ハイテク市場の成長に期待するお楽しみ枠での投資ということで、引き続き放置しておくつもりです。
今回の記事をご覧いただくとわかるとおり、後から投資対象を変更することは結構手間だったりします。
特に、商品を一本化できない場合は、「自動リバランス」の機能が働かなくなる点は注意です。
ひとまずわが家では、今後の新規積み立て商品について悩むことはなくなりましたが、今後も手動リバランスには付き合っていく形となります。
こうした事例を踏まえても、商品選びは最初がかなり重要だと思います。
はっきり言って乗り換えは面倒なので、特別強い思いがない限り、インデックス投資の株式への投資は「オルカン一本」がおすすめです。
大事な資産を長期に渡って預けるからこそ、納得感のある商品選びにしたいものですね。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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