FIRE

40代FIREはむずかしい?|日本版FIREをリアルにイメージしたい人へおすすめ書籍「普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門」

FIREをめざす人におすすめの書籍

よし!4%ルールでFIREだ!…あれ?日本でもFIREできるのかな?年金とか健康保険とかってどうなるんだろ…?

という方にとってもおすすめの書籍を紹介します。

山崎俊輔著『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門』です。

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アメリカ発の書籍が本屋さんに並んだり、Youtubeなどでもよく「FIRE」の文字を見かけるようになりましたね。

私自身ブームに乗っかり、共感してSide FIREをめざす一人です。

FIREに関する多くの書籍・メディアには、

支出の25倍の資産を作り、インデックス投資の運用益を毎年4%取り崩しながら生きていく(通称4%ルール)

ということが記されています。

ただ、アメリカ発のムーブメントだけあって、

  • 日本の社会保障制度
  • 日本の税制優遇制度
  • 日本の退職金制度

といった日本固有の制度と照らし合わせたときに、どのようにFIREを達成すべきかが記された情報は少ないかと思います。

この点を補完してくれたのが本書「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」でした。

日本で本気でFIREをめざしたい人は一読の価値があると思います。

本書で得られる学び、私に与えた影響

本書では 著者の山崎俊輔さんがフィナンシャルプランナーの視点で、人生の最後までお金の問題をまとめられています。

本書で得られる学び
  1. FIREのキホン知識(第1章)
  2. FIRE実現のための基本動作(第2~4章)
  3. 日本でFIREするために絶対必要な知識(第5章)
  4. FIRE計画の立て方(第6章)
  5. FIRE成功後のメンテナンス(第7章)

FIRE 最強の早期リタイア術」や「本当の自由を手に入れるお金の大学」を読んだことがある人にとっては、本書の①~②(第1~4章)は復習するような形でご覧いただけると思います。

えーたパパ

③~⑤が本書の特徴がでており、個人的にも学びが深かった部分です。

ゆきママ

ふむふむ!日本で40代FIREって実現できそうなの?

えーたパパ

本書にはこう書かれているね

夢は40歳代での早期リタイアだが、難易度は高い

「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」 山崎 俊輔著
ゆきママ

「夢の」…厳しそうだね!

えーたパパ

他のFIRE本と違って、いい意味で現実を教えてくれるのが本書の魅力だね!

ちなみに私が本書を読もうと思った理由は、日本で完全FIREを達成するための収支から逆算して、Side Fire時に必要な収入をイメージしたかったためです。

我が家では完全FIREではなく、株式から生まれる不労収入をベースに足りない収入を自由度の高い労働で補う「Side FIRE」をめざしています。

結果的に本書を読むことで、以下のような収穫がありました。

本書が私に与えた影響
  • サラリーマンには見えづらいFIRE後のコストを意識できるようになった
  • 早期退職が老後の資金確保、年金収入に与える影響を意識できるようになった
  • 会社の退職金制度や、45歳退職時の年金額を調べる動機付けになった
  • 我が家の就労・家庭環境を踏まえてリアルなFIRE計画を立てる動機付けになった

ではここからは、私にとって特に参考になった第5章から第6章について、少しだけご紹介したいと思います。

私目線でかなりしぼり込んでいますので、FIREに興味がある方は、ぜひ本書を手に取って全文ご覧いただければと思います。

日本でFIREするために絶対必要な知識

「FIREに必要な知識を得る」の画像

第5章では、標準的な65歳のリタイアをまず理解した上で、早期リタイアが老後の生活に与える影響を考えることをおすすめされています。

第5章を通じて、サラリーマン生活をしていると意識できていなかった公的制度が見えてくるようになります。

また、退職金など自身のライフプランに大きな影響を与える要素について、「よく理解しないまま働いてたなぁ」と気づかされます。

公的な制度に対する理解が必要

第5章では年金保険、健康保険、雇用保険や介護保険など、日本の社会保障制度の負担・給付の仕組みの原則を知ることが重要だと記されています。

例えばFIRE後にも、

  • 国民年金保険料
  • 国民健康保険料
  • 介護保険料

といったサラリーマン時代には意識できていなかった支出が存在し、これらを考慮したFIREプランにする必要があることに触れています。

えーたパパ

たしかに、普段サラリーマンをやってると天引きで払っているため、このあたりの認識はぼやけていました。

早期リタイアの場合、国の年金額が大幅ダウン

FIRE後に厚生年金保険料を納めなくなることが、老後の年金額に大きな影響をあたえることが示されています。

厚生年金の計算式を簡単にすると、

(保険料を納めていた期間の平均賃金)×( 保険料を納めていた年数)×(生年月日での係数)

となり、

  • 平均賃金の高さ
  • 加入年数の長さ

が受給額の大事な要素となっていることに触れています。

ゆきママ

45歳でやめると加入年数が短くなっちゃうね!

えーたパパ

さらに、年功序列文化が強い会社だと平均賃金も結構変わってくるね。ねんきんネットで試算できるようなので今度やってみたいと思う

ちなみに本書では、45歳リタイアは65歳リタイアと比較して厚生年金が半分になるくらいで考えた方がいい、とあります。

標準的な夫婦は合計で約22万円を毎月もらえます。基礎年金相当分を引くと約10万円が厚生年金に相当します。人生の半分をリタイアするのなら、厚生年金が半分、月5万円がダウン、年間60万円になります。

「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」 山崎 俊輔著

国の年金は破たんしない

FIREによって年金が減額されるという点について、

そもそも今の若い世代は本当に年金もらえるの?

というギモンも出てきそうですよね。分かります。

私自身思っていましたし、私の周りにも年金に対して安心感を持っていない友人や同期は少なくないです。

しかし本書では、明確に年金制度が破たんしないことを伝えています。

年金制度は数十年先を見据えて改正を繰り返しています。今では収入と支出、 つまり年金保険料と年金の給付を自動的にバランスするようにしていますので、そもそも破たんしようがないのです。

「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」 山崎 俊輔著

えーたパパ

調べてみると「マクロ経済スライド」という仕組みでした。

また本書では、死ぬまで無条件でもらえる「金融商品」と考えれば 公的年金は最強であるということも述べておりますが、この点はとても共感できました。

早期FIREの場合、退職金や企業年金も目減りする

厚生年金に続き、退職金や企業年金も、早期退職の場合に目減りするリスクがあるため、自身の勤める会社の制度をしっかり確認するように述べています。

FIREしてからの生活費用分ではなく、「標準的なリタイア後のための資金準備」についてどれくらいメドが立っているのか、自分の勤める会社の制度、金額を確認する必要があります。

「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」 山崎 俊輔著

えーたパパ

たしかに自分が45歳で退職したときに受け取れる金額って、どんぶり勘定くらいにしかイメージできてなかったなぁと反省。

さらに早期退職のペナルティ規則がある場合も

会社によって制度も異なりますが、「自己都合退職時の給付カット」についても注意するよう警鐘を鳴らしています。

40代FIREを実現することの難しさ

第6章では、以下の3つのルート別にFIREの難易度、必要となる資金準備のイメージを紹介しています。

  • ルートA:プチFIRE(標準的な引退年齢より5年早いリタイア)
  • ルートB:50歳代でのFIRE(日本のFIRE本に多い)
  • ルートC:40歳代でのFIRE(夢がありますが、難易度は高い)

本書では、ルートCの40歳代のFIREは超えるべきハードルが高いとしており、まずはルートAのプチFIREをめざしつつ、資産額が増えるごとに目標を拡大していくことをおすすめしています。

40代FIRE実現のハードルとは何か?

シンプルに資産形成の準備期間が短いため、以下の要素がFIRE実現のハードルを高めることを指摘しています。

  • キャリアを形成する短さ
  • 当初積み立て額の少なさ
  • 運用で複利を得る期間の短さ
  • 退職金を上積みする時間の短さ
  • 厚生年金の加入期間の短さ
えーたパパ

資産形成における時間の重要性を改めて認識できます。

45歳でFIREを実現する際の資産運用イメージは?

仮に実現するとするならば、という形で資産運用イメージが一例で示されています。

45歳FIREの資産運用イメージ
  • 45歳時点で7,500万円の資産を確保
  • 45歳~65歳は資産を運用(インデックス投資)しながら年4%の収益を確保
  • 上記の運用により、65歳時点で4,500万円を残す(内訳:標準的な老後資金2,000万円+厚生年金半減の穴埋め1,500万円+バッファー1,000万円)
ゆきママ

パパ、1億円めざしてるならいけるんじゃない?

えーたパパ

いや、厳しそう。このイメージは「持ち家取得済み」が前提かつ、「こどもの学費を考慮してない」点が注意点なんだ。

さらに本書でも「インフレ率(物価上昇)」も+αのリスクとして考慮する必要があるって書いているよ。

仮に差額2,500万円でこども2人の学費をカバーしたとしても、我が家の環境では45歳までに持ち家取得はさすがに不可です。

もちろん個々人の家族構成や環境によって異なってくると思いますが、40代FIREのハードルの高さは十分に伝わってきます。

我が家の場合、もともと完全FIREをめざしているわけではないのですが、Side FIRE時にもどれくらいの収入が最低限必要となるのかは十分に検証すべき、と思いました。

まとめ(⇒FIREをめざす人は一見の価値あり)

サマリーの写真

今回はFIREをめざす方におすすめの書籍として、 「普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門」 を紹介させていただきました。

本書をおすすめする理由は以下でした。

  • アメリカ初のFIRE本と異なり、日本の制度を考慮したFIRE本である
  • 早期FIREが老後の生活に与える影響を示してくれる
  • それら影響を踏まえて、いい意味で現実の厳しさを教えてくれる

他のFIRE本の多くは、生き方について気づきを与えたり、実現のモチベーションを高めてくれたりといったものが多いです。

アクセルを踏むタイプの書籍とは別に、本書のようなあえて少しブレーキをかけつつ冷静にさせてくれる本も参考になるなぁと思いました。

本書を読んだ結果、

我が家では今後ちょっと時間をかけつつ、腰を据えてマネープランを練ってみることにしました。

早速、社員就業規則まで引っ張り出してるところです。

いずれ本ブログにも、老後まで見据えたリアルなFIREプランの記事をアップできればと思います。

また、本書にはFIRE達成後にすべきことなど、今回紹介したポイント以外で参考となる点がまだまだ記されていました!

FIREをめざす皆さんも、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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最後までお読みいただきありがとうございました!ではまた!


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