こんにちは、えーたパパ(@eitapapa_fire)です。
インデックス投資で1億円の資産形成&FIREをめざすサラリーマンパパです。
インデックス投資を始めるとき、よく悩むポイントとして、
手元にまとまった余裕資金があるとき、『一括投資』と『積み立て投資』はどっちがいいの?
というものがあります。
このテーマについて結論から言うと、
『一括投資』が合理的 だと思います。
しかしながら、インデックス投資初心者の方には、理屈とは別に『長く続けるための手段』として、
あえて『積み立て投資』を検討するのもアリではないか、と考えています。
今回は、一括投資と積み立て投資の特徴を踏まえて、迷ったときに参考となるポイントを紹介したいと思います。
- インデックス投資をこれから始める方
- 手元に余裕資金があって、一括投資と積み立て投資のどちらがいいか悩んでいる方
そもそも『一括投資と積み立て投資で悩む』ってどうゆうこと?
まず今回のお悩みポイントを少し補足します。
インデックス投資に魅力を感じて、来月から挑戦しよう!となったとします。
するとこんなシーンを迎えたりします。
よし!毎月の収入から1万円を投資に回そう!
今まで作った貯金は眠らせておいていいの?
確かに!でも一気に投資するのはちょっと怖いし…どうしよう!
はい、こんな感じです。
すぐに使う予定のない余裕資金について、
- 一気に投資するか?
- 何か月とか何年に分けて投資するか?
という悩みが出てきます。
ちなみに我が家は2016年にスタートした際、手元の貯金は手を付けず、
毎月の収支から『徐々に』積み立て金額を上げていったのですが、
今ではその当時に一括投資しておけばよかったと後悔しています。
完全に結果論ですが。
そして実は、現在もなお、余裕資金を全て一括投資できていなかったりします。
結論出てるのに?優柔不断なのね!
はははw まず、一括投資と積み立て投資のそれぞれメリットをおさらいしよう!
『一括投資』のメリットは?(⇒上昇相場に強い!)
一括投資は、積み立て投資と比較すると、
- 『上昇相場においてリターンを最大化できる』
というメリットがあります。
なぜなら、働いてくれるお金の量が多く、さらに複利の力を長期に渡って受けられるためです。
そして、『経済(株式市場)は長い目で見ると右肩上がり(上昇相場)である』ということを信じて行うのがインデックス投資なので、
冒頭に触れたとおり、手元の余裕資金は一括投資することが本来合理的だと思います。
また、株は仕入れた金額より高く売れば当然儲かりますよね?
長ーい目で見れば「底値付近でまとめて購入」している一括投資に対し、
上昇相場で「値上がりしていく中で分割購入」する積立投資、
どちらが平均の仕入れ金額が安くなるかは明らかです。
ちなみに、上昇相場において、一括投資が積み立て投資と比較してどれくらい有利なのか、
シミュレーションしてみましょう。
シミュレーションにはファンドの海様のサイトを利用させて頂きました。
- 手元の余裕資金は120万円
- 投資期間は10年
- 年平均リターン5%
- 一括投資は初月に120万円を投資し、積み立て投資は毎月1万円に分けて10年間投資
まず、一括投資の場合はこのような結果となります。
120万円を一括投資した場合、10年後には195万円(リターンは+75万円)になります。
続いて、10年間に分散して積み立て投資した場合がこちらです。
毎月1万円を10年間投資した場合、10年後には約155万円(リターンは+35万円)になります。
投資元本(青枠)同じ120万円にも関わらず、一括投資のリターンは積み立て投資を40万円上回りました。
一括の方がリターンが倍以上!
そうなの!
『積み立て投資』のメリットは?(⇒下落相場に強い!)
もう一括投資で決まりじゃないの?
まあまあ、積み立て投資の良さも聞いてあげてw
積み立て投資は、一括投資と比較すると、
- 『投資タイミングによるリターン影響が小さく、下落相場に強い』
というメリットがあります。
下落相場に強いという点についてわかりやすい例ですが、以下のような価格変動の場合、
120万円を一括投資した場合のリターンは‐60万円で、
月1万円ずつ×10年間の合計120万円を積み立て投資した場合のリターンは+39万円となります。
積み立て投資はスタート時点の半値になってもプラスなのね!
そう!面白いよね!
積み立て投資がいかに下落相場に強いかについては、
『【超厳選!たったの2冊】インデックス投資歴5年の私が初心者へおすすめしたい書籍』
で紹介している『半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社+α新書)』で徹底的に検証されているので、
興味がある方はぜひご覧ください。
一括投資が合理的だけど、積み立てもアリだと思う理由
結論、『継続力』を高めるという観点で、私は積み立てもアリだと思ってます。
インデックス投資で資産形成するために重要なのは『相場に生き残り続けること』です。
一番やってはいけないのは、『下がったときに焦ったり、不安になって売ってしまうこと』です。
一括投資は積み立て投資と比較すると、
- リターンの上下振れ幅が大きい
- 投資タイミングがリターンに与える影響が大きい
という特徴を持っています。
もっとわかりやすくデメリットを強調すると、
一括投資した直後に下落相場を迎えてしまった場合、積み立て投資よりもマイナスが大きくなります。
先ほどのシミュレーションを例にしますと、
- 120万円を一括投資して1か月後に‐20%の暴落:‐24万円の損失
- 毎月1万円積み立て投資を始めて1か月後に-20%の暴落:‐2,000円の損失
となります。
いきなり24万円も損したら不安になっちゃうかも!
そこなんだよね!
もちろん、長期で右肩上がりとなることを前提に投資しているので、
短期でのこのような下げは本来ノイズとして無視してOKです。
それでも投資初心者の方がいきなり大きな含み損を抱えてしまった場合、
『怖い!やめよう』とか、『しまった!あと一ヵ月待っておけばよかった!』いった、気持ちになる可能性もあります。
そんな負の気持ちを抱えたまま数か月、あるいは数年を過ごすことにもなるかもしれません。
積立投資の場合は投資を始めて間もなく暴落が起きようとも、
振れ幅は一括投資よりも小さくメンタル面のダメージは少ない上に、まとめて追加投資をするという選択肢も出てきます。
つまり、心に余裕を持った投資ができます。
インデックス投資は長期戦です。
理屈の面での正しさ以上に、メンタルへの負荷の小さいストレスフリーな手段を選ぶことで、長く続けられるようにするというのは『アリな選択肢』だと思います。
迷ったときの参考!タイプ別診断
私見ですが、一括投資が合うタイプ、積み立て投資が合うタイプを分類してみました。
ちなみに私は、
ストレスフリー派 です。
一括投資した後で、下落相場を迎えたとき売らない自信はあるものの、
しまったー!タイミングをしくじったー!!
という思いでしばらく過ごすのが嫌なのです。
まとめ
今回は、インデックス投資を始めようとしたときに、まとまった余裕資金がある場合、
「一括投資」と「積み立て投資」どっちがいいの?
というテーマで、それぞれのメリットと迷ったときの参考ポイントを紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
米国株式の好調さも9月で一服し、
日本も岸田総理誕生の影響なのか、ここ数日強烈な下げ相場がやってきています。
インデックス投資は基本的にタイミングを読む必要はありませんが、
それでも下げたタイミングから参加できる方が、なんだかんだ気持ちよくスタートできるものです。
インデックス投資に興味をお持ちの方は、いいタイミングかもしれませんね。
#これ以上下がらない、と言ってるわけではないですヨ!
インデックス投資に興味がある、始めてみたいという方はぜひこちらもご覧ください。
以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました!ではまた!
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