こんにちは。えーたパパ(@eitapapa_fire)です。
インデックス投資で1億円の資産形成&サイドFIREをめざす30代サラリーマンパパです。
令和5年度の与党税制改正大綱が発表され、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されましたが、何とも嬉しい制度になりそうですね。
実に素晴らしい!
よくわかんないけど、とりあえず嬉しいのね?
うんうん!
わが家の投資方針も見直すことになりそうです!
ということで、今回は新NISA(2024年~)概要の簡単なまとめに加えて、今後のわが家の運用方針について紹介したいと思います。
これまで余裕資金をインデックス投資に全ツッパ(つみたてNISA口座+特定口座)で運用してきたわが家ですが、新制度がはじまるにあたって大きく見直していきたいと思います。
それでは詳細です。
新NISAのポイント・従来との比較
新NISAの主なポイントは以下です。
- 制度の恒久化
- 非課税保有期間の無期限化
- 生涯非課税限度額の設定
- 年間投資上限額の引き上げ
そして従来NISAと新NISAの比較が次のようになります。
現行NISAと新NISA(2024年~)の比較
項目 | 現行NISA | 新NISA(2024年~) | ||
つみたてNISA | 一般NISA | つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 40万円 | 120万円 | 120万円 | 240万円 |
最大利用可能額 | 800万円 | 600万円 | 1,800万円 (成長枠の内数が1,200万円) | |
投資可能期間 | 最大20年 | 最大5年 | 無期限 | |
非課税保有期間 | 20年 | 5年 | 無期限 | 無期限 |
制度選択 | 併用不可 | 併用可 | ||
加入可能年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | ||
購入方法 | 積立 | スポット・積立 | 積立 | スポット・積立 |
投資対象商品 | 投資信託 | 株式・投資信託 | 現行つみたてNISA対象商品 | 株式・投資信託(一部対象除外) |
嬉しい部分はどこなの?
最大1,800万円の非課税枠を無期限で利用できる、という点がたまらなく嬉しいのです!
非課税の枠が増え、なおかつ非課税期間が無期限になるため、長期投資家にとってこの枠を使わない手はないかと思います。
また、「つみたて投資枠(年間上限120万円)」と「成長投資枠(年間上限240万円)」の併用が可能なので、合計して年間360万円の非課税枠が利用可能です。
現行つみたてNISAの年間上限は40万円でしたので、枠が非常に大きくなることがわかります。
新NISAに対するわが家の運用方針
新NISAのスペックを踏まえて、当面の運用方針(全体像)を以下のように考えています。
- 最速最短で新NISAの非課税枠(つみたて+成長投資枠併用)を使い切る(⇒5年で1,800万円)
- それを夫婦分(×2)で実施(⇒つまり5年で3,600万円)
- 最優先の原資は毎月の収支(給料-支出)だけど、足りない分は特定口座で購入してきた商品を売却してでも埋める
- 購入するのはもちろんオルカン
5年で埋めきれるのかしら!?
正直、毎月の収支だけでは埋めきれないけど、これまでに特定口座で積み立てた分を売却すればいけそうかな…!といったところ。
下図のようなチャージ計画です!
これまでは「毎月20万円」を最低目標として、つみたてNISA+特定口座でeMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)へ投資してきましたが、今年の実績や今後の昇給可能性を踏まえると毎月23万円は実現できるラインと思っています。
ただ、それだけでは年間360万円を埋めることは不可能です。
そのため、特定口座で積み上げてきたものを売却して新NISA口座に移していく予定です。
「特定口座で購入済みの商品を売却して、新NISAに移すべきか?」については、Twitterやブログでインフルエンサーの方が言及されていますが、結論、「移すべき」と判断しました。
シミュレーションが豊富で一番わかりやすかったのは、河童さんのブログでした。
>>【全力解説】特定口座から非課税期間無期限の新NISA口座に移すべき理由
興味がある方はぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。
なぜ5年で投資上限額(1,800万円/人)をめざすのか?
インデックス投資について調べたことがある方なら、割と当たり前の感覚になっているところですが、長期投資においては「元本」×「利回り」×「期間」がリターンの源泉となっています。
利回りはコントロールすることはできないものの、
- いかに元本を大きくできるか?
- いかに長期運用できるか?
この2点を意識して運用するのが大事だと思っています。
ということで、最短最速でこのありがたい非課税枠を埋め、できるだけ長い期間複利の恩恵を受けたい、と考えています。
2023年のインデックス投資運用方針は?
大枠の方針は以上のとおりですが、「目先の2023年はどうやって運用していくの?」について考えてみました。
結論から言うと、こんな感じです。
- つみたてNISA:継続
- ジュニアNISA:継続
- 特定口座:追加投資しない
- 企業型確定拠出年金:継続(マッチング拠出も)
それっぽくまとめたのがこちらです。
つみたてNISA(40万円×2 ※夫婦分)
非課税枠は使い倒す!の信念にもとづき、夫婦分のつみたてNISA枠(40万円×2=80万円)はしっかり埋めたいと思います。
できればボーナス月設定を1月にすることで、40万円の枠を1月に使い切りたいと思ってます。(2022年もできたので2023年もできるはず…?)
購入するのは、eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)です。
ジュニアNISA(80万円×2 ※子2人分)
こちらも同様に非課税枠は使い倒す!の信念にもとづき、埋めたいと思ってます。
すでに2023年分の予算160万円を現金で確保できているので、年明け早々に一括投資したいと思います。
購入するのは、eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)です。
勝手ながら子供たちの大学資金は、このジュニアNISA枠で育った資産で賄えたら嬉しいなぁと思っています。
特定口座
これまではNISA枠が埋まった後は、特定口座で追加投資(15万円~/月)をしてきましたが、2023年については追加投資せず、現金を残して2024年~の新NISAにつぎ込んでいきたいと思っています。
2024年~の新NISAについて、毎月収支から生まれる余力で足りない分は、特定口座で運用中の資産を売却してでも埋めるつもりですが、課税繰り延べの観点で売却せずに済むならそれに越したことはありません。
ということで、2023年については「無リスク資産500万円で残りはオルカンに突っ込むルール」はお休みすることになりそうです。
企業型確定拠出年金(DC・マッチング拠出)
会社拠出分についてはコントロールできませんが、これまで行ってきた「マッチング拠出(加入者本人による掛金を上乗せ)」についてどうするか少し迷いました。
しかし結論から言うとここは触らず、「継続」することにしました。
DCは掛け金が全額所得控除となり所得税と住民税の負担を下げる一方で、資金拘束力が強く(65歳まで引き出し不可)、また、受け取りの際に控除枠を超えると課税される可能性があります。
新NISAの枠を埋めるにあたって、DCの掛け金を回す・回さないについては色々考えるところがあります。
と初めは少し悩んだものの、結果的に新NISAの枠を「毎月収支から生まれる余裕資金+特定口座の売却資金」で埋められそうなので、そのままにしておくことにしました。
ちなみに購入するのは、先進国株式インデックス(84%)、新興国株式インデックス(10%)、国内株式インデックス(6%)です。
オルカンのようなパッケージ商品がないのがとても残念です…。
【まとめ】2024年~新NISAに向けて
今回は、2024年以降のNISA制度の拡充・恒久化の方針を受けて、今後の運用について考えてみました。
当面の運用方針としては、
- 最速最短で新NISAの非課税枠(つみたて+成長投資枠併用)を使い切る(⇒5年で1,800万円)
- それを夫婦分(×2)で実施(⇒つまり5年で3,600万円)
- 最優先の原資は毎月の収支(給料-支出)だけど、足りない分は特定口座で購入してきた商品を売却してでも埋める
- 購入するのはもちろんオルカン
といった形をめざし、
目先の2023年については、
- つみたてNISA:継続
- ジュニアNISA:継続
- 特定口座:追加投資しない
- 企業型確定拠出年金:継続(マッチング拠出も)
といった形で運用していきたいと思います。
今回の新NISA制度については、個人的に「とてもよくなった!」と思っています。
欲を言うなら、「生涯投資上限(1,800万円)」の制限がないともっと嬉しかったのですが、年間360万円を埋め切れる余力がある人の方が少数ですし、お金持ってる人達だけ富が加速してしまうので納得感もあります。
「貯蓄から投資へ」の流れを後押しするには十分な内容かなぁと思います。
ただ、最後に一つだけ金融庁さんにお願いしたいことがあります。
「やっぱNISAも課税します」的な制度をあとから入れるのは絶対にやめてくださいね!w
ということで、今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!皆さんも素敵な投資ライフを!
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