「家族と平穏に、そしてお金に悩まない人生を送りたい。」
子ども時代からお金にとことん悩まされた私は、学生時代からこんなことをずっと考えてきました。
こんにちは、インデックス投資で1億円の資産形成&FIREをめざしているえーたパパと申します。
妻、2児の息子たちと4人家族で楽しく穏やかに暮らしているサラリーマンですが、45歳でFIRE(セミリタイア)を達成すべく、2016年からインデックス投資を実践しております。
現在の総資産は約4,000万円となり、金融資産の保有状況ピラミッドいうところの「アッパーマス」層までたどり着くことができました。
中学校1年:サラ金からの借金が判明、自己破産へ
私が育った家庭にお金が無いことを意識したのは中学1年ごろでした。
父がサラ金から借金をしていることが突然判明したからです。
元々、小学校に入ったころには夫婦仲は冷え切っていて、ずっと別居状態。
別居していても仕送りで生活は回っていたのですが、父からの生活費の仕送りがストップしたことで家族会議に発展。
なんとサラ金複数社から借り入れがあり、総額800万円を超える借金が判明しました。
当時は「グレーゾーン金利」というバグった金利がまかりとおっていたのですが、
なんと年利27%。
利息を返すだけでも毎月18万円の支払いが必要というすさまじい状態でした。
手取り30数万円のサラリーマンかつファミリー世帯では当然支払いは不可能です。
そして最終的に、父は自己破産しました。
中学校3年:再び財政難に、そして家庭崩壊
自己破産後も別居生活は続き、父には別のパートナーがいたこともあり生活費は2重にかかります。
さらに、父は元々金遣いが荒かったのですがお金がないにも関わらず外食やゴルフなど高給取りのような消費をかさねるため、
再び生活費の仕送りはストップします。
当時母は専業主婦をやめて介護ヘルパーの仕事をしていたものの、それでも厳しい状況です。
母は頭を悩ませ、当時14歳だった私に児童養護施設に入ることも考えなければならないことを告げます。
当時の私は自分が置かれている状況を理解することができず、母に対しては「No」としか言えませんでした。
そして2002年、私が中学3年の秋に母は他界。家庭は崩壊します。
お金は、人生におけるありとあらゆる選択肢の根っことなる、「生きる」という選択肢すら奪いかねないという事実に直面しました。
現実を受け入れられるようになったころ、私は、人の一生すら翻弄してしまう「お金」が心底キライになっていました。
高校時代:お金を稼ぐことの大変さを知る
母の他界後、弟との二人暮らしがはじまります。
生活費や学費は父が支払うものの、高校3年になったころ、またしても財政難に。
通っていた公立高校から学費の支払いが滞っていることを告げられます。
ここから、学校も公認で「自らの労働」によってお金を稼ぐ生活がはじまります。
雇っていただいた弁当屋で時給は650円からスタート。
学校終わって18時から22時まで油まみれになって働いて2,600円。
「お金もらうのって結構キツイ」
初めて自分でお金を稼いだときの正直な感想でした。
ただ、働く以外の選択肢はありません。
お金のことはキライでしたが、
学校に通うため、大学に行ってまともな暮らしができるオトナになるため、そんな後姿を弟に見せるため、
働かないという選択肢はどこにもありませんでした。
受ける大学も国立一本。学費の面で、私立大学を受ける選択肢はありませんでした。
まかないや、より短時間で高収入を得られる家庭教師の仕事をもらったり、バイト先の店長の全面的な支援でなんとか大学に進学することができました。
大学時代:人生で大事にしたいモノが決まる
- 家族との穏やかな時間を大切にしたい
- お金のことで悩みたくない、家族も悩ませたくない
自分の生まれ育った環境、そして数々の財政難がコンプレックスになって、この先自分の人生で大事にしたいモノは大学在学中には固まっていました。
金銭的にはまだまだ厳しく、母の残した保険金で学費の一部を支払いながら、あとは奨学金とバイトでなんとかつないでいきました。
就活のときは「自分が何をしたいか?」ではなく、「家族を安心して養っていけるか?」で会社を選びました。
とにかくお金に悩まされた続けた経験から、安定した収入が欲しかったのです。
結果、自分のスペックを考えると少々申し訳なさを感じるほどの会社から内定をいただき、無事に社会人になることができました。
社会人~5年目:お金の増やし方について考え、個別株投資にチャレンジ(⇒そして失敗)
就職により、人生で初めて収入が支出を上回るよになりました。
学生時代は奨学金やら借金でなんとかつないできましたので。
初めて手元にお金が貯まるようになったときお金に対する感情は、
「キライ」ではなく、「上手に付き合うためにどうすべきか?」
へと変わっていきました。
とにかくこの「お金」がないと、選択肢を奪われ、さらに対価として労働力を求められます。
どうすればお金を効率的に増やすことができるのかを考え、特にお金に働いてもらう不労所得に興味を持ちます。
そして投資にチャレンジ。最初に始めたのは個別株投資でした。
無論、大した知識も経験もない初心者が戦えるわけもなく、EU離脱ショックを機にボコボコにされました。
社会人6年目~:インデックス投資による資産形成へ
知識や経験のない素人でも安定して資産を増やせる方法はないか?
このように考えて書籍やブログなどで情報収集をした結果、「インデックス投資」に出会います。
水瀬ケンイチさんのブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」を読み、
星野 泰平さんの半値になっても儲かる「つみたて投資」を読み、
インデックス投資の可能性を信じるようになります。
そして2016年からインデックス投資を開始。
2017年には結婚し、より本格的に資産形成を意識するようになり、妻の理解を得ながら、積立額も毎月4万円から徐々に増やしていきました。
2021年~:FIREをめざして資産形成を実践中
2人の息子が生まれ、妻そして息子たちと楽しく穏やかな生活を送っています。
子どもが生まれてからは、
あたりまえに労働することから抜け出し、家族と過ごす時間をもっと増やせないか?
と、強く考えるようになりました。
また、「FIRE(経済的自由・早期退職)」という考えが広まってきて、私も関心を持つようになります。
仕事を辞めるまでいかなくても、量を減らしたり時期を調整することで、家族と過ごす時間をもっと増やしたいと思うようになりました。
そして目標を立てることにしました。
インデックス投資で「1億円」貯めてFIRE(セミリタイア)しよう
現在の運用状況:総資産は約4,000万円へ
総資産額 | |
---|---|
2019年末 | 2,591万円 |
2020年末 | 2,910万円 |
2021年末 | 4,202万円 |
資産は着実に増えており、インデックス投資の運用額も2,000万円を超える規模になりました。
現在の総資産は約4,000万円です。
金融資産の保有状況ピラミッドにおいて、かつて底辺中の底辺だった私は、妻と力を合わせて「アッパーマス」(資産3,000万円以上)にたどり着けました。
もっと早く全力投資しておけばよかった!
という後悔が尽きませんが、それは結果論。
これからも短期的な上げ下げに一喜一憂せず、長い目で右肩上がりに成長を続ける市場平均に投資を続けていきます。
そして次なる目標として、「準富裕層」(資産5,000万円以上)をめざしています。
2021年6月~:ブログ運営開始
- 投資による資産形成の重要性を、いつか子どもたちに伝えたい
- インデックス投資の可能性を、お金に悩む人に伝えたい
こう考えて、ブログを始めることにしました。
結果的に、「インデックス投資からの逃げ場をなくす」という形になり、よかったと思います。
副業という観点での収入は得られればうれしいですが、とくに目標は立てていません。
インデックス投資同様に長くゆるく続けていきたいと思っています。
もしブログ運営を通じて収入が入れば全てインデックス投資に回すつもりです。
平日はサラリーマン、そして子育ても大事にしながらのブログ運営なので更新頻度は少なめですが、自分の実体験をもとにした、資産形成のお役立ち情報を配信していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
お金にフルボッコにされてきた私が、1億円の資産形成を達成するまでの軌跡を、ゆるく長い目でみまもって頂けると幸いです。