インデックス投資を始めたいけど、失敗しないか不安だわ…。
という方に参考にしていただきたい記事です。
こんにちは。えーたパパ(@eitapapa_fire)です。
インデックス投資で1億円の資産形成&サイドFIREをめざす30代サラリーマンパパです。
長期的な資産形成を実現するための投資法として、最近になって「インデックス投資」を耳にしたり、実際に始められた方も少なくないのではないでしょうか。
中には、初めての投資に不安で踏み出せずにいる方や、勢いで始めてみたもののまだ不安感を持ったままの方もいらっしゃるかと思います。
そこで本記事では、そんな方向けに、インデックス投資で失敗しないための「3つの対策」を紹介したいと思います。
結論から言うと、
- リスク許容度を超えた投資をしない
- 分散効果の低いインデックスファンドを選ばない
- 手数料の高いインデックスファンドを選ばない
この3点が大事な対策だと考えます。
自戒の念も込めて書きました!
ホントに失敗しないでよね!
- インデックス投資を始めてみようと思っている方
- インデックス投資を始めて見たものの不安をお持ちの方
- インデックス投資で失敗したくない方
インデックス投資ってなに?【おさらい】
はじめにインデックス投資について、簡単におさらいしておきたいと思います。
まず、「インデックス」とは、世の中の景気や経済など市場全体の動きを表す指標を指す言葉です。
例えば、「日経平均」「NYダウ」、「ナスダック」など、ニュースで一度は聞くアレです。
そしてこのインデックスに連動する「株の詰め合わせパック」を購入することで、株式市場全体に対して投資する手法を「インデックス投資」と言います。
そしてインデックス投資では、この「株の詰め合わせパック」の価値が「値上がり」することで得られる利益で資産を形成します。
投資用語でいうと「キャピタルゲイン(値上がり益)」を狙いにいく投資です。
続いて、インデックス投資の重要なポイントを2つ振り返ります。
インデックス投資の重要ポイント①対象と時間の分散
インデックス投資において重要なポイントの一つ目は、「リスクの分散」です。
具体的には先ほど挙げたように、株の詰め合わせパックに投資することで「対象を分散」し、長期に渡って保有・積み立てすることで「時間を分散」していきます。
「分散」というキーワードを常に忘れないようにしましょう!
インデックス投資の重要ポイント②コストを抑える
もう一つの重要なポイントが「コスト」です。
投資したファンドの価値が上がろうとも、コストで持って行かれてしまう分が大きいと、足を引っ張られてしまうことになります。
例えばインデックス投資では、商品によって以下のような手数料コストが発生します。
- 販売手数料(販売にかかる手数料)
- 信託報酬(投資信託の運用に関する管理費用)
- 信託財産留保額(投資信託を解約する時に発生する手数料)
将来の株価は誰にもコントロールすることができませんが、これらのコストについては商品選びの段階でコントロールすることができます。
効率的な資産形成を行うために、できるだけコストを抑えるようにしましょう。
ほとんど同じ投資対象のファンドでも、商品によってコストが全然異なる場合だってあります。
ひょえー!
インデックス投資で失敗しないための「3つの対策」
ここまで、インデックス投資における重要ポイントとして以下の3点を上げました。
- 投資期間を分散させる(=長期投資)
- 投資対象を分散させる
- コストをできるだけ抑える
この重要ポイントを踏まえて、
インデックス投資で失敗しないために押さえておきたい3つの対策を紹介したいと思います。
簡単に言えば、重要ポイントの裏返しが対策です!
対策➀リスク許容度を超えた投資をしない
インデックス投資は長期投資が前提です。
「概ね15年以上の投資期間となればほとんどプラスになる」
そんな投資方法であり、短期を前提とした投資ではありません。
そして、長期投資を実現するためには、「リスク許容度を超えた投資をしない」ことが重要です。
むずかしい言葉が出てきた!
そうむずかしく考える必要はないよ!
リスク許容度は簡単に言うと、
投資した資金(元本)が、
- どれくらいマイナスになっても生活に影響がないか?
- どれくらいマイナスになってもメンタルに影響がないか?
を示す指標だと思っていただければと思います。
リスク許容度を超えてしまうと、投資を長期に渡って続けることがむずかしくなります。
例えば、
- 現金が足りなくなって取り崩してしまう
- 株価が下がるのが不安に不安になって売却してしまう(いわゆる狼狽売り)
といったことが起きてしまいます。
これはインデックス投資で長期的な資産形成を行う上で絶対に避けたいことです。
ご自身のリスク許容度を押さえるための要素としては、
- 年齢
- 世帯構成
- 年収
- 現在の資産額
- 投資に関する知識 など
といったものが挙げられます。
リスク許容度は正確に数値化できるものではありませんが、これらを念頭に置きつつ、「長く」「ストレスフリー」で続けられる範囲で投資できるよう、無理のない投資にすることを意識しましょう。
わが家は30代前半の共働き夫婦、かつ投資歴も6年以上ということで、リスク許容度は比較的高めと考え、かなり攻めてるほうです!
リスク許容度については、以下の記事でもう少し詳細に触れているので、「リスク許容度について初めて聞いた!」という方はぜひご覧ください。
対策②分散効果の低いインデックス・ファンドを選ばない
インデックス投資は、世の中の景気や経済など市場全体の動きを表す指標(=インデックス)に連動することをめざしたファンドに投資します。
ただ、ひとえにインデックス・ファンドといっても色々な種類のインデックス・ファンドが存在ます。
- 全世界株式インデックス・ファンド
- 先進国株式インデックス・ファンド
- 新興国株式インデックス・ファンド
- 米国株式インデックス・ファンド
- NASDAQ100インデックス・ファンド
- 国内株式インデックス・ファンド
いっぱいだ!
どれに投資しても広い意味で「インデックス投資」だよ!
上に挙げたインデックス・ファンドは、どれも「株式の詰め合わせパック」です。
しかしながら、例えば「国内株式・インデックスファンド」だけに投資すると、日本市場への集中投資となってしまい、リスク分散の効果は小さくなります。
もし日本で甚大な地震災害があったり、地政学上のリスクが発生するなどした場合、国内株式ファンドだけに投資している方は大きく下げてしまう可能性が高くなります。
また、NASDAQ100のような「ハイテクグロース株」の詰め合わせパックに投資するインデックス・ファンドもありますが、「ハイテクグロース」というジャンルに偏ることで、金利の影響を受けやすくなるなど、リスク分散の効果は小さくなります。
どこかに偏れば偏るほど影響を受けやすくなり、ブレ幅が大きくなります。
影響を大きく受けるということは、下落したときにメンタルに与えるダメージも大きくなり、長期投資のハードルを上げることにつながってしまいます。
できるだけ分散効果の高いインデックス・ファンドを選ぶことで、リスク分散を図っていくことがインデックス投資の王道です。
私のおすすめは、「全世界株式インデックス・ファンド」です。
対策③手数料の高いインデックスファンドを選ばない
先ほど挙げたように、インデックス・ファンドには以下のようなコストがあります。
- 販売手数料(販売にかかる手数料)
- 信託報酬(投資信託の運用に関する管理費用)
- 信託財産留保額(投資信託を解約する時に発生する手数料)
まず、①販売手数料がかからないノーロード型の投資信託や、③信託財産留保額がないタイプの商品を選ぶようにしましょう。
その上で、信託報酬ができるだけ低い商品を選ぶようにしましょう。
信託報酬は最低でも0.20%以下が一つの目安になってくると思います。
昔は0.20%以上の商品もたくさんあったのですが、ここ数年で低コスト化の競争が激化しており、信託報酬もずいぶん安くなりました。
例えばですが、人気の投資信託の手数料例は以下です。(2022年10月時点)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | |
---|---|---|
販売手数料 (購入時手数料) | 無料 | 無料 |
信託報酬 (運用管理費用) | 0.1144%以内 | 0.0968%以内 |
信託財産留保額 | なし | なし |
ここで紹介している「eMAXIS Slimシリーズ」は「業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続ける」ことをコンセプトとした三菱UFJ国際投信が運用する商品で、今後も競合の動きや純資産総額に応じて、さらに低コスト化が期待できる商品です。
「今この瞬間のコスト」だけでなく、将来に渡って低コストが期待できる商品を選びたいですね。
将来に渡ってやさしく接してくれる旦那さんを選ぶのと一緒だね!
・・・。
インデックス投資は長旅です。
長いお付き合いを前提に、コストにこだわって信頼できる商品を選んでいきましょう。
投資初心者の方には、低コストで魅力的な商品の取り扱いが多数ある、SBI証券や楽天証券での口座開設がおすすめです。
逆に商品の選択肢が多い方が迷ってしまうという方は、eMAXIS Slimシリーズなど、低コストで人気の投資信託を厳選して取り扱うLINE証券もおすすめです。
【まとめ】インデックス投資で失敗しないために
本記事では、インデックス投資で失敗しないための3つの対策を紹介しました。
- リスク許容度を超えた投資をしない
- 分散効果の低いインデックスファンドを選ばない
- 手数料の高いインデックスファンドを選ばない
インデックス投資は2021年頃の好調な相場を背景に、YoutubeやSNSでの情報配信も増え、一つのブームを迎えたように思います。
そんなブームの中で投資を始めた方にとっては、2022年に入ってロシアのウクライナ侵攻や米国の金利インフレ影響を受けて大きく株価が下がり、いきなり下げ相場に直面して不安になっている方もいらっしゃるかもしれません。
それはある意味「リスク許容度」を超えていた可能性があります。
経験してみないとわからないこともたくさんありますし、リスク許容度はライフステージや年齢・経験によって常に変わるものです。
長く継続していくために、数年に1回はリスク許容度を見直していくことをおすすめします。
また、インデックス投資については書籍や動画配信も増えて情報も潤沢になり、さらに低コスト化が進むなど、商品にも磨きがかかってきました。
これにより、インデックス・ファンド選びは昔よりずっと簡単になったかと思います。
最初こそ少しだけ勉強がいるものの、投資初心者でも気軽に低コストで再現性の高い資産形成にトライできる時代となりました。
せっかくこれだけの好条件が整った時代です。
リスク許容度の範囲内でぜひ資産形成の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
素敵な長期投資ライフを!ではまた!
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